8年間で50回
ドン引きしてくれて構わないが、僕は今までに献血を51回やっている。
これは、僕の献血回数の推移である。
2010年1月に初めて献血をしてから2017年12月までの約8年をかけて50回の大台を達成した。
だから何?
シンプルにヤバくね?
と思った方もいるだろう。
でも安心してほしい、僕も客観的にみて「あ、こいつ気持ち悪いな」って思ってるから。
ちなみに、初めて献血に行くと「献血カード」なるものが発行され、次回以降はその献血カードを持っていくと自分の献血データが記録されていく。
どうでもいいと思うが、僕の献血カードの写真を一応載せておく。
献血回数が51回となっているのがおわかりいただけるだろう。
献血を受けるには条件がある
献血は、誰でも受けられるわけではなく、以下の様な項目に該当すると受けられない場合もある。
- 3日以内に出血を伴う歯科治療(抜歯,歯石除去等)を受けたか
- 3日以内に薬を飲んだり、注射を受けたか
- 24時間以内にインフルエンザの予防接種を受けたか
- 6ヵ月以内にピアスを自分で開けたか
- 海外から帰国(入国)して4週間以内か
などなど・・・
全ての項目を知りたい人は、赤十字の献血公式ページにある問診表を確認しよう。
当たり前だが、この中にTOEICのスコアを求める項目はない。
そのため、TOEIC200点台の僕でも献血を問題なく受けられるのである。当たり前だが。
献血の何が良いのか?
献血ルームでは、非日常を体験できる。
献血をしている最中はもちろん動いてはいけない。リクライニングシートの様な椅子に寝て献血をしている間は、スタッフの方が飲み物を持ってきてくれたり、気分が悪くなってないか絶えず気にかけてくれたりする。
こんなに心配されることは普段はない。
また、献血が終わった後も、数十分は安静にしておかなければならない。献血ルームではゆっくり休むためのスペースがあり、一部の献血ルームではお菓子や飲み物、漫画なども完備されている。早く帰ろうとすれば、もっと休んでくださいと言われる。
こんなことも普段の生活ではありえない。
普通は休んでいたら怒られる。それが献血ルームでは、たくさん休んでくださいと念を押され、無理して動いたら「もっと休め」と怒られるのだ。これは、一種のパラレルワールドである。
僕はこの非日常を体験するために献血に行っていたのだ。
献血は身体に良いのか?
献血は、間違いなく人のためになる。
輸血が必要な人に自分の血液を届けることで、助かる命があるからだ。
では、自分の身体には良いことなのだろうか?
世の中にはいろいろな意見がある、献血は身体に良いという人もいれば、良くないという人もいる。例えば、血液が減った分、身体が新鮮な血液を新しく作るから良い。という意見をよく聞く。
しかしどうだろう、この意見を言っているやつらは、果たして自分が献血したことはあるのだろうか?
50回以上してるのか?
献血をそんなにやってないやつが、献血が身体に良いとか悪いとかとか言っても説得力がない。
ここは、献血を51回やった僕がはっきりさせようと思う。
果たして、身体に良いのか悪いのか。
僕の結論はこうだ、
献血回数の推移のグラフを見てもらうとわかるが、8年間の中でも頻繁に献血に行っていた時期と、1年以上献血に行かなかった時期とがある。この2つの時期で、身体に実感するような変化があったかというと、まあ、全然なかった。
人間の体調には様々な要因が影響を及ぼしあっている。
その日の天気や気温などの外的要因もさることながら、美味しいものを食べたり、好きな人と会話したりすると嬉しくて気分と一緒に体調も良くなったりするだろう。
つまり、血をちょっと抜いたぐらいで、良くも悪くも大した影響は出ない。
アインシュタインの思考実験
最後に、1つの思考実験をしてみよう。
思考実験とは、頭の中で想像によって行う実験のことを言う。
言わば、超リアルな妄想だ。
ちなみに、アインシュタインはこれがめちゃくちゃ得意で、思考実験によって相対性理論につながる洞察を得たと言われている。
ここで行う思考実験は、以下のようなものだ。
次の2人の人間がいたとする。
- TOEIC200点台の人(僕)
- TOEIC900点台の人(天才)
この2人の血液を、全て入れ替えるとどうなるだろう?
僕のTOEICの点数は上がるだろうか?
答えは、
「血が入れ替わったTOEIC200点台の人間になる」だけなので、TOEICのスコアは変わらない。
である。
2人の平均値である、
( 200 + 900 ) / 2 = 550 点
にはならない。
そう、TOEICのスコアは、血とは関係ない。