ゲームで暴言を吐く人は会社にいるパワハラ老害と同じ思考回路になっている

暴言を吐く人、パワハラをする人

彼らの心理を考えてみる

オンラインゲームをやっていると必ず遭遇する残念な生き物がいる。それが暴言を吐くプレイヤー(暴言厨)である。最近では、有名なYouTuberやストリーマーも配信中に暴言を吐いて炎上したりしている。

彼らはなぜ楽しいはずのゲームをやっているのに他のプレイヤーに対して暴言を吐いてしまうのだろうか。

私が思うに、恐らく彼らの多くは以下の様な思考回路になっていると考えられる。(もちろん全員がこの思考という訳ではないと思うが、こういう人も多いだろう)

自分の方がこいつよりゲームが上手い

つまり、自分の方がこいつより偉い

だから、立場が上の自分はこいつに対して何を言ってもいい

ここで、実際にゲームが上手いかどうかは関係ない。彼らがそう思い込んでいるだけということもある。

それに当然だが、仮にゲームが上手くても暴言はダメだ。

YouTuberやストリーマーも似たような感じだろう。彼らの場合は、

自分は有名だしファンも多いからこいつらより偉い

だから、立場が上の自分は何を言っても許される。

と言った感じだろうか。

実は、このような思い違いをしてしまう人はゲーマー以外にもいるのだ。それが、会社にいるパワハラをしている老害たちである。

彼らの頭の中もまた似たようなものだ。

自分の方が相手(部下や後輩)より役職や経験が上

つまり、自分の方が偉い

だから何をしてもいい

彼らは、役職や経験というもの勝手に神格化し、本来の意味から激しく逸脱したものとして認識してしまっている。

本来、役職とはただの仕事をする上での役割の違いであって、それ以上の意味はない。なのに、偉さと言う尺度を自分の中に設けてしまい、まるで人間として自分の方が上であるかのような思い違いをしてしまう。

実際、世の中には自分の方が相手より立場が上だと認識すると相手に対してやたら高圧的になるタイプの人が結構いるのである。こういうタイプの人は、自分が相手より勝っている部分(ゲームが上手いとか、役職が上とか)を何かしら見つけ、それらを偉さとか人間として上だとかの彼らの中にしか存在しない価値観と結び付ける。

まともな人から見れば訳の分からない思考回路だが、恐らく彼らは自分がしている思い違いを認識できてないのだと思う。悲しいが、彼らは本当に自分が偉いと思い込んでしまっているのかもしれない。傍から見ればかなり滑稽である。

パワハラや暴言はかなり異常なこと

自分の方が役職が上だから相手の人格を否定し、暴力を振るい、心身ともに痛めつける。そんなことが許されるわけない。

「私は社長であなたは新入社員だから、今からあなたを傷つけますね」

会社でこんなこと言われたら誰だってやばいと思うだろう。

オンラインゲームの暴言も同じだ。

「私の方がゲームが上手いので、今からあなたに暴言を吐いて傷つけますね。あ、大丈夫です、私はゲームが上手いので、あなたを傷つけても許されるんです」

こう言われたら誰でもおかしいとわかる。

パワハラや暴言というのは、このくらい異常なことをやっているのである。

最後に

最近ではパワハラという言葉もかなり社会に浸透し、今までパワハラをしていた大人たちもようやく自分がしてきたことに気付きだしているように感じる。

オンラインゲームの暴言も、暴言がダメだということが常識としてある程度広まってくれば、状況は好転するだろうとは思う。

まだ先は長いかもしれないが、そうなることを願うばかりだ。